英語

30歳超えてからのフィリピン留学

英語を話せるようになりたいと思うと考えるのが海外留学。その中でも日本から近く、安く行けると言われているフィリピン留学に34歳の時3ヶ月行ってきた際の体験と、フィリピン留学についてお話ししたいと思います。

フィリピン留学のメリット

フィリピン留学のデメリット

渡航先について

学校の選び方

生徒の年代•国籍

部屋は何人部屋?

留学費用

フィリピン留学持ち物

①フィリピン留学のメリット
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まずフィリピン留学の魅力と言えば、マンツーマンでしっかりと英語の授業を受けられることではないでしょうか。

フィリピン留学前、30歳の時にカナダで3ヶ月語学学校に行きましたが、1クラス15人程に先生が1人。クラスメイトとマンツーマンになったり、少人数グループを作って話す練習やゲームをしましたが、先生とマンツーマンになることはまずありませんでした。その点フィリピン留学はマンツーマンで授業を受けることができるので、わからないことがあればすぐに質問できる環境にありますし、スピーキングの授業では逃げられないので強制的に話すという環境に身を置けてスピーキング力を伸ばすことができます。

ここも学校によると思いますが、日本人スタッフが常駐している所もあるので、英語初心者の人には日本語で相談できるという安心感があります。カナダの語学学校に日本人スタッフはいなかったので、全て英語で説明しなければいけませんでした。

②フィリピン留学のデメリット
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フィリピンの公用語は英語とタガログ語ですが、英語圏の英語と比べるとやはりアクセントがあります。発音矯正の先生は綺麗な発音をしますし、その他の先生も綺麗な英語を話す人はいましたが、アクセントが強い先生も結構いました。あと先生の当たり外れは結構大きいと思います。本当にいい先生もいて、一方的にではなくこちらが自分で考えて話せるよう引き出してくれる先生や、情熱がある先生、授業事態を先生が楽しんでいて、こちらも楽しく勉強できる先生もいましたが、逆にやる気のない先生や、スピーキングの授業なのに、一方的にしゃべり続ける先生もいました。ここは学校に相談して先生を変えてもらうしかありません。

他にもインフラが英語圏と比べると整っておらず、停電した日があったり、wi-fiが1日以上使えなくなってしまった時もありました。あと、アジアなので虫がすごかったです。特にゴキブリが多かった。部屋にも何回か出ましたが、衝撃的だったのは、食堂のブッフェに並んでるご飯の中にゴキブリがいたこと。一緒に炊き上がっていたのを2回目撃しました。

③渡航先について
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フィリピンと言えば英語も勉強でき、遊びもできて暖かいセブ島留学が有名でしょうか。セブはフィリピンの観光地でもあるので、遊べるスポットがたくさんあり楽しそうですよね。

フィリピン留学をすると決めた時、どの街に行くかはかなり悩みました。34歳の時に行ったので、正直勉強さえできればいいと思っていたし、元々学校という場所が苦手で友達を作るのにかなり時間がかかるタイプなので、遊べるというのはあまり魅力的ではありませんでした。

さらに食事面は30歳を超えていたので、野菜は摂りたいというのは絶対条件。フィリピンの料理って本当に肉が多くて、30過ぎの体にはちょっと厳しいわけです。そうなってくるとかなり絞られていき、最終的にはバギオという街に決めました。

バギオにした理由は、フィリピンらしからず年中涼しく、食べられる野菜の種類が豊富なこと。またフィリピンの有名な大学がバギオに多くあり、教育水準が高いので先生の質が高いというところでした。実際3ヶ月過ごしましたが、半袖なんて寒くて着ていられなかったし、ちょっと冷える時はユニクロのウルトラライトダウンを着てちょうどいいくらいでした。食事に関しては私の通っていた学校の話になってしまいますが、食堂で朝昼晩ブッフェスタイルで提供されており、毎回サラダ用に生野菜が何種類かと、フルーツも1、2種類ですが置いてありました。ほとんどがメロンかパパイヤだった記憶があります。野菜以外にはご飯やチャーハン、パン数種類、おかずが数種類置いてありました。いつもだいたい同じメニューのローテーションで飽きてはきましたが、それでも生野菜が食べられるのは大きかったです。

④学校の選び方
学校の屋上からの景色

ここも悩むポイントだと思いますが、まず自分が何を重要としているかが明確でないといつまでも決められません。スピーキング重視か、TOEICの点数上げたいのか、海外留学を考えていてTOEFLやIELTSが必要か、安全な所なのか、費用は許容範囲以内か、条件を上げ始めたらキリがありませんが、フィリピンの中にも数えられないほどの語学学校があるので、それを1つ1つ全て見ていると日が暮れます。なので私は最初の条件として、食事と安全面が自分に合う街を探し、そこから各学校の授業内容を確認していき最終的にバギオの語学学校にしました。

⑤生徒の年代•国籍
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大学生や若い子が多かったですが、30、40代の方もいたし、定年してから来ている方もいました。ちなみに学校の先生も若い方が多かったです。

国籍は私がいた時は、日本、中国、台湾、韓国が多く、少数のサウジアラビアとスペインの方がいました。基本的にはほぼアジア圏の生徒です。なので英語圏の留学のイメージでくると、だいぶ現実は違ってきます。

⑥部屋は何人部屋?
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ここは学校によって変わってくると思いますが、私は絶対自分の時間が欲しい人なので、少し高いお金を払って1人部屋に滞在していました。同じクラスの子は2人部屋、3人部屋、6人部屋に滞在していましたが、相性が合わない子がいたみたいで、ストレス溜まってそうでした。ここは人によって考えがあると思いますが、常に英語を使いたいと思えば1人部屋じゃない方がいいと思います。レベルもバラバラだと思いますが、日常生活で使う英語を伸ばそうと思えば、相部屋はいい環境だと思います。さらに勉強中もわからないことがあればすぐに誰かに聞けますからね。

私の学校は4人部屋のうちの1人が先生という部屋もあり、毎日平日はディベートの時間があるので、そういった部屋を選ぶのもありでしょう。

⑦留学費用
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フィリピン留学は、アメリカやカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスなど英語圏の国に留学するより費用が安く済むと言われていますが、私は選択肢によって変わってくるが正解だと思います。

私がカナダの語学学校に行っていた時のことを例にすると、まず授業は8:45から始まり、終わるのは15:30でした。この学校で受けられるクラスをみっちり受けていましたが、学費は1ヶ月12万円ほどでした。プラスこの時はホームステイをしていたので、その料金が1ヶ月7万円だったので合わせると19万です。

一方フィリピンの学校は、8:00から始まり、授業が終わるのは17:00頃で寮費と学費を合わせて1ヶ月で17万円でした。こう見ると大差はない気がします。ただフィリピン留学に関しては部屋を相部屋にしたり、授業が少ないコースなどにすれば費用を抑えられます。逆に専門的な英語を学ぶコースや、厳しいコースを選択すると、もちろん費用は高くなります。なので費用に関しては選択肢によるとしか言えません。

学費以外のところで言うと、物価はもちろんフィリピンの方が安いです。映画は400円で観れたし、マツエクは日本の半分の値段でできます。タクシーは15分で120円でした。カナダは物によって変わってきますが、日本とあまり変わらない感覚でした。

他にも飛行機代は格安航空会社を使えばフィリピンだと安く済みます。私はセブパシフィックで行きましたが、35,000円でした。

⑧フィリピン留学持ち物

日本から持って行った物は、お茶漬けの素、和風だし、とろろ昆布、インスタントの春雨スープ、ドレッシング、お茶の粉、ポカリスエットです。私はすぐ日本食が恋しくなってしまうので、学校の食事に飽きてしまった時は、日本食を食べていました。環境が変わり、水なども最初は体に合わなかったのかお腹の調子が悪くなってしまい、ポカリスエットの粉には助けられました。

日本食に関しては、バギオにはSMシティバギオというショッピングセンターがあり、そちらに日本食品はいくつか置いてありますが、かなり高いです。少なくとも倍はします。というかそれ以上の物が多かったです。ポッキーやコアラのマーチなどのお菓子や、カレールー、ソース類やインスタント食品がいくつか置いてありました。私は店に在庫があればサラダ用のドレッシングとマヨネーズを購入していました。高かったですが、背に腹は変えれません。

食べ物以外に絶対に必要なのが防寒着。私はウルトラライトダウンを持っていきました。私が行っていたバギオはマニラからバスで7時間程かかり、夜中にマニラに到着し、バス泊でバギオまで移動しましたが、バスが極寒でした。防寒着持ってなかったら凍え死んでいたと思います。東南アジアあるあるな気がしますが、暑い国だと思って行った先で電車やバスに乗ると、クーラーが異様にきいており、寒い思いをしたことが何度かあります。

最後に

フィリピン留学は英語圏の留学と違い、学習環境や生活環境は違いますが、集中して勉強でき、どっぷり英語に浸かれる良い環境だと思います。コロナが落ち着いてきて学校を再開している所も出てきているようなので、フィリピン留学を検討中の方の参考になればと思います。